リスティング広告において、複数アカウントの運用を効率化するために重要な3つのこと。

複数アカウントの運用を効率化するために重要な3つのこと。


 

 広告代理店でリスティング広告を運用する際やキーワード量が多い業界などの運用を行う場合、複数アカウントの運用を行っているケースがほとんどかと思います。1つの1つのアカウントに対する運用業務を丁寧に行い効果を出していくためにも、複数管理を効率化するリスティングツールの導入 or 自社開発は重要になります。本記事では複数アカウントの運用管理業務を効率化するために必要なことについて紹介していきたいと思います。

 



 

1.複数アカウントの運用で大変なこと

 

 本章では複数アカウントを運用する上で時間がかかり、煩雑になりやすいポイントについて整理したいと思います。

 

1-1. 毎日の実績進捗・効果の把握

 

 まず最初にリスティング広告を運用する上で、毎日アカウント毎の進捗・実績を確認することは非常に大事です。運用しているアカウント数が少ない場合や、片方の媒体しか運用していない場合に関しては、GoogleMCCなど媒体機能を活用して複数アカウントを効率よく管理できます。ただし2つ以上の媒体を運用していたり、進捗・効果の管理をしたい粒度がアカウント単位でなくキャンペーン単位で細分化、または統合して管理したい場合では媒体機能だけでは対応できないため、非常に実績進捗・効果把握に時間がかかってしまいます。

 

1-2. 適切な予算・入札管理

 

 次にリスティング広告の運用の肝である予算・入札管理について検討します。複数アカウントを運用している場合、1アカウントずつ入札を行う必要があるため工数がかかり、毎日きめ細やかな入札を行うことが非常に困難になります。媒体からコンバージョンオプティマイザーなどの自動入札ツールは提供されていますが、導入・正しく稼働するためには厳しい条件があるため、全てのケースで導入することは困難です。また媒体・アカウントを横断した管理にも対応できないため、前章のように管理したい粒度が媒体・アカウント横断の場合などでも適用が難しく、管理工数を削減するという観点で導入できるケースは少ないのが現状です。


 

1-3. レポート作成

 

 3つ目にレポート作成ですが、Googleから簡易BIツールとしてレポートエディターが提供されています。レポートエディターを活用することで、カスタマイズしたレポート作成が簡単に作成可能です。ただしこちらも、複数アカウントを横断した対応ができてないことやYahooなど他媒体のデータは対象外となってしまうため、活用出来るシーンが限定的なになってしまいます。一部だけ数字がまとまっていた場合、後から他の数字を追加する作業は時間が非常にかかります。その結果結局一からローデータを活用して作成してしまい、工数削減が全くできない状態になります。レポート作成に時間がかかってしまい、運用するための時間が確保できない、といった本末転倒の事態にならないためにも効率化が一番大事なポイントでもあります。

 

2.複数アカウントを一括管理するために必要なこと

 

 前章では複数アカウントを管理する上で時間がかかる3つのことについて紹介いたしました。現時点では媒体から提供されている機能だけではこの問題を解決することは難しい状況です。本章ではこの複数アカウント管理問題に関して、解決するためにツール導入を検討する場合、ツールが兼ね備えているべき機能についてご紹介したいと思います。


 

2-1. 複数アカウントの効果進捗・実績を一覧化する機能


 

 まず一番最初に必要になるのが、複数アカウントの効果進捗・実績を一覧化することなります。複数の媒体(Yahoo・Google)に対応していることやアカウント単位だけでなく、任意のカスタマイズした粒度で管理できること状態を構築することが必須条件となります。運用で成果を出すためにも確認すべき粒度で実績がわかり、分析・アクションが打てる環境構築を整える必要があります。発展系としては設定した粒度の数字だけなく、さらに詳細な分析ができるように数字をブレークダウン(デバイス別やエリア・時間帯別・キーワード別など)できるとさらに効率よく運用管理ができるようになります。

 

2-2. 本当に任せられる予算・入札管理機能

 

 次に毎日の予算・入札管理ですが、この問題をクリアする上で一番重要なのはツールに”任せられない”部分が存在しないことになります。判断する上で入札の精度も非常に大事ですが、ツールを導入できない部分が存在すると、手動とツールとのダブル管理が発生するようになります。このダブル管理が起きてしまうと、結局手動での管理工数削減がほとんど見込めなくなります。ツールを導入検討する際は、稼働するための条件(予算やコンバージョン数)がないか、ツールを適用したい対象の粒度が自由に設定できるといった点を確認することをお勧めします。


 

2-3. 豊富な切り口が揃ったレポートが自動生成できる機能

 

 3つ目にレポートの自動生成ですが、導入を検討する際必要なことが前項目にも共通する粒度の問題に加え切り口の豊富さも導入する上で確認が必要です。レポートをただしく活用しようとすると、時系列によってみたい切り口が異なってくる場合があります。運用開始直後で見るべき内容と安定期でみたい項目では異なることが多いのではないでしょうか?それに対応するために、いろいろなレポートの切り口を自由にカスタマイズして作成するというアプローチでも対応可能ですが、複数アカウントを運用している場合都度設定変更が必要となります。もう1つのアプローチとして、必要な切り口をあらかじめ全て作成しておくという手段があり、複数アカウントの場合はこちらのアプローチが効率的かもしれません。必要なレポートだけ採用しそれ以外はデータを削除すれば良いので、都度設定するなどの工数をカットしながら本当に必要なレポートを作成でき、分析ができる環境が構築ができます。


 

まとめ


 いかがでしたでしょうか?複数アカウントを効率よく運用することは、運用の品質そのものに関わる問題です。工数削減する管理ツールとしてだけの守りとしての意味合いだけでなく、効果を改善してより高い成果を出すための攻めのツールとして導入をご検討してみてはいかがでしょうか?

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