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GoogleAdwordsやYahooで最初の予算・単価の決め方と掲載開始後の調整方法について。

 

 

 

GoogleAdwordsやYahoo!プロモーション広告を始めて開始する場合、予算や費用をどれぐらいに設定するか、また各広告グループやキーワード毎のクリック単価をいくらに設定するか、ということで悩まれる方は多いのではないでしょうか。

 

本ブログではGoogleAdwords、Yahoo!プロモーション広告の課金システムのパターン整理をまず行いつつ、初期値の設定におけるベスト・プラクティス、及びその後の初期入札調整の考え方についてご紹介していきたいと思います。

 

目次:

 

1.GoogleAdwords・Yahoo!スポンサードサーチの課金システムの整理

 

2.初期のキャンペーンの予算・費用設定、及び単価設定のベスト・プラクティス

 

3.掲載開始直後のキーワードの入札調整について

 

 

1.GoogleAdwords・Yahoo!プロモーション広告の課金システムの整理

 

 

 

まずGoogleAdwords・Yahoo!プロモーション広告の課金システムは原則「クリック単価」のみです。クリック単価制とは、ユーザーが広告をクリックした際に課金される仕組みのことを指します。

 

 

 

Adwordsヘルプ「AdWords での費用の計算方法」では少し誤解を招きやすい表現をされていますが、原則課金システムは「クリック単価」のみで、GoogleAdwordsで利用できる自動入札の設定を以下の3つから設定できます。

 

 

 

・広告のクリック数を重視

 

 

クリック単価(CPC)と呼ばれる単価制で、ウェブサイトにトラフィックを集めることを目標とする場合におすすめです。

 

 

・広告の表示(インプレッション)回数を重視

 

 

インプレッション単価(CPM)と呼ばれる単価制で、ブランド認知度の向上を目標とする場合におすすめです。なお、インプレッション単価制はディスプレイ ネットワークを対象とするキャンペーンでのみご利用いただけます。

 

 

・コンバージョン数(広告をクリックしたユーザーがウェブサイトで所定の行動をとった回数)を重視

 

 

コンバージョン単価(CPA)と呼ばれる単価制で、購入や資料請求といったコンバージョンの獲得を重視する、AdWords 上級者の広告主様におすすめです。

 

 

 

これらは自動入札の戦略 = 何をKPIとして入札の最適化を図るか、というKPI選択を行うものとなります。GoogleAdwords・Yahoo!プロモーション広告のAI・機械学習をベースとした自動入札の仕組みは非常に優秀ですので、自動入札の戦略を最初から利用したいところでありますが、本当に掲載が始めて予算・費用・単価・目標のCPAなどがまだ全然決まっていないケースではあまりおすすめできません。

 

 

 

利用するにしても、今回のプロモーションの費用・単価の相場感を把握してから設定することがマストです。もし仮に市場の適正値より大幅にズレた数字を設定してしまうと、広告の露出機会を急激に失ってしまったり、逆に強く配信しすぎて無駄な費用がかかってしまったりなどのリスクがあるからです。

 

 

 

そのためまずは自分でキャンペーンの予算・費用やクリック単価を設定できる「個別クリック単価」を設定することをおすすめ致します。

 

 

 

 

2.初期のキャンペーンの予算・費用設定、及びキーワードの単価設定のベスト・プラクティス

 

 

 

では次に初期のキャンペーン予算・費用、そしてキーワードの単価設定をどう行うことがベスト・プラクティスなのかについて紹介していきたいと思います。

 

 

まず結論ですが、ベスト・プラクティスは「極力小さい金額から設定する」これにつきます。GoogleAdwordsやYahoo!プロモーション広告などの運用型広告は、24時間いつでも予算や入札金額を何回でも変更できます。そのためもし仮に予算・単価が低すぎてもすぐ調整すれば全く問題ありません。

 

 

しかし逆に予算、特にキーワードなどの単価が高すぎた場合いっきに予算を使いきってしまうことなどもあり、少し目をはなしたすきに想定した費用がなくなってしまうことがあります。

 

 

またそうしないように①目標CPAから費用を設定する、②キーワードプランナーを活用して事前にキーワード単価の相場感を知る、などという手法も紹介されておりますが、私はこちらもあまり推奨しておりません。

 

 

まず①の目標CPAはマーケティングを行う以上、顧客のライフタイムバリューなどから逆算しておおよその金額を設定することは非常に大事なアプローチですが、今からAdwordsを開始するような事業タイミングでそもそも①を正しく設定することはほぼできないケースが多いかと思います。

 

 

また①を正確に算出してもその算出した金額が、GoogleAdwordsの市場金額と照らし合わせて適正かどうかはわかりません。

 

 

次に②のキーワードプランナーを活用したアプローチですが、たしかに事前にキーワードの単価は画面で表示されますが、これは経験則ですがこの単価は実際と大幅にズレることが多いです。

 

 

これはキーワードの単価決定ロジックがオークション制をとっているため掲載しているタイミングの市場原理に大きく左右されますし、かつオークションで争われる変数自体がキーワードの単価だけでなく、アドランクと言われるGoogleが判断している広告の品質が含まれているため、それ次第で大きく変化するからです。

 

 

おおよその目安を知る、という意味では活用することは良いかと思いますが、労力の割には効果が薄いかと思います。

 

 

上記を踏まえて筆者は下記のような考え方を推奨したいと思います。(予算が大きい場合は別)

 

 

1.前提:キャンペーンの1日あたりの最低予算が100円からなので、100円以上で設定する

 

2.試し予算として1ヶ月の金額を決める。その場合、10,000円 or 30,000円 or 50,000円ぐらいの3つぐらいから選ぶ感じで良いと思います。

 

3.2で決めた金額を30日で割り、1日あたり使える金額を算出する。それを設定したキャンペーン数でさらに割り、設定する。その際、1個あたりのキャンペーンが100円を下回る場合は、100円 or 200円のどちらかで設定。

 

4.キーワードの入札金額は設定したキャンペーン予算の1/10程度を目安に設定。その際、仮に予算を高く設定したとしても、上限は100円までとする。

 

5.キーワードのマッチタイプで部分一致を入稿している場合、4で算出した金額の6割程度の単価で設定する。※部分一致のキーワードは購入の仕方次第で大きく予算を消化してしまうケースがあるため最初は抑え気味にすることが望ましいです

 

 

初期設定は以上になりますが、この後が非常に大事なアクションで、掲載開始した初日は絶対30分おきぐらいに管理画面に入ってチェックすることが必要です。

 

 

今回の設定方法だとかなりリスクを抑えた設定ですので、基本的に想定以上に予算消化してしまった、などといったケースは起こりにくいと思いますが、誤って広いターゲティングを設定した、入札金額の桁を間違えた、など人的ミスは起こるものですので、必ずチェックすることが必須です。

 

 

効果を上げることができる広告運用のプロフェッショナルとそうでない人の差は、このチェックの回数・精度によるといっても過言ではありません。プロのコンサルトでも掲載開始の初日はほぼ媒体管理画面に張り付いて、数字に異常がないか、想定したキーワードで広告が露出されているか、などを本当に細かくチェック・調整しています。

 

 

3.掲載開始直後のキーワードの入札調整について

 

 

最後に掲載開始後、広告露出が安定するまでのキーワード単価の入札調整についてご紹介していきたいと思います。

 

 

前章でご紹介したように初期値の設定でベスト・プラクティスは、極力リスクを抑えてキャンペーンの予算・キーワードの単価を低めに設定することです。この方法ですとまず1日で予算を使い切ってしまった、などの暴発のリスクはかなり低くなります。

 

 

その一方で業界・業種によっては入札単価が低すぎて、広告が全然でないケースが起こります。この広告が全然出ないケースを解消すること、これが掲載直後のキーワードの入札単価調整で非常に大事なことです。

 

 

キーワードのステータスで「検索ボリュームが少ない」と表示されている以外のキーワードで、平均掲載順位が4,5位以下のキーワードを対象に10〜20%ぐらいずつ入札単価を上げてみながら、広告露出の状況を確認していきます。

 

 

その際、ステータス欄に「FirstPageBidの見積もり」が金額として出てきているかと思いますので、他のキーワードとくらべて相対的に高すぎるものは最初の調整対象から外してもOKだと思います。

 

 

この調整を少しずつ繰り返しながら、当初設定した1日あたりのキャンペーン予算一杯まで使える状態になるまで調整していきます。そこまで到達したらそこがファーストステップ終了となります。

 

 

その終了時の全体のキーワード単価はいくらでしょうか?この金額×1,000クリック = 合計金額 こちらが市場感含めた適正な予算金額となります。

 

 

設定ポイントなどにもよりますが、通常CVRは1.0%から高くても5.0%などが相場の範囲です。そのため1,000クリック配信すると、CVが10件から50件ぐらい出る形となります。このぐらいCVが出るとキーワードの効果の傾向値がわかったり、またCPAが事業採算上見合う・見合わないなどのジャッジができるぐらいサンプル数がたまる状態になりますので、その後継続し、最適化を行っていくか判断が正しくできるかと思います。

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回はGoogleAdwords・Yahoo!プロモーション広告の予算・キーワード単価の初期設定金額についてご紹介してみました。一般的に記載されているより少し乱暴な設定方法かもしれませんが、大事なポイントは暴発リスクを抑え、運用型広告のメリットを活かして細かく調整を繰り返す、かこの1点につきます。是非参考にしてみていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ShiroKuro

ShiroKuro

インターネット広告の代理店で運用を10年。コンサルティングやオペレーションの仕組み・サービス設計を担当。その後、独立してWebエンジニアへ転身。Webマーケティングのオペレーションエンジンを日々開発中。 #twitter https://twitter.com/ShiroKu93776123

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